ドコモ光でプロバイダが無料貸出しているルーターには、本体自体に無線Wi-Fi機能が搭載されていますので、別で無線ルーターを購入する必要はありません。
が、自宅が広い場合は話は異なります。
残念ながら、ドコモ光の貸し出しWiFiルーターは比較的高性能ですが、別の階や離れすぎた場所では電波が届かない場合があります。
そこでドコモ光の通信範囲を拡大できるかもしれない中継器の存在について紹介していきます。
ドコモ光の通信範囲
そもそもの話、ドコモ光の通信はどの程度の距離まで通信が可能なのかという点について、先に解説していきましょう。
ドコモ光は冒頭でも少しご紹介しましたが、それなりに貸出ルーターの性能が高いので、わざわざルータの側でスマホやタブレットを操作しないと通信ができないという狭い通信可能範囲ではありません。
しかし、実際の家では戸や階段などで、むしろ障害物だらけです。
これが特に戸建て住まいの人が、ドコモ光の通信を十分に発揮できない原因となっているのです。
ドコモ光の通信範囲を広げる方法
さて、ここからはこの記事における本題である「ドコモ光の通信範囲の拡大方法」についての解説です。
そして、ここで登場するのが中継器なのです。
中継器とは？
今回の主役である中継器ですが、この機器はWi-Fi発信源から飛んできたWi-Fiを一旦キャッチし、そこから更に遠くにWi-Fi通信を発信することができる機器なのです。
つまり、今回のケースでこの機器をWi-Fi発信源とWi-Fi利用を行う中間の距離に設置することで、今まで遠過ぎて利用できなかった場所でもドコモ光のWi-Fiを利用できる様になるのです。
中継器はどこに設置すべき？
この中継器ですが、どこに設置するべきかという問題があります。
この点についての前提としては、中継器も電気で動いているので、コンセントがさせる場所である必要性が出てきます。
もちろん、遠くから延長コードで引っ張ってくるという方法もございますが、見た目と掃除機のかけ難さの点からあまり推奨はしません。
また、上記をクリアできると仮定した場合、戸建てであれば階段の中間が望ましいでしょう。
次に平屋だけど面積が広いという場合は、中継器は家の中心に近い場所に設置することが望ましいでしょう。
どの中継器を購入すべき？
続いては、実際に中継器を用意する上で、どの中継器を購入すべきかという点を解説していきます。
ドコモ光の最大通信速度(理論値)は1Gbpsですが、実際にスマホやタブレットでデータ通信できる実行速度の目安は、せいぜい200Mbps~300Mbpsくらいです。
とはいえ、安すぎる中継器は範囲は広がってもWi-Fiの中継時に速度が落とされる事になりますので、丁度いい機器を購入する必要があると言えるでしょう。
という点を踏まえて、おすすめなのがこちらの中継器になります。
中継器の導入の前に確認すべき項目
以上がドコモ光の通信範囲を拡大できる中継器の解説でした。
これをご覧になった方の中には、「中継器を購入しよう！」と思われる方もいるでしょうが、
一旦待ってください！
中継器の購入前に、現在の自宅のドコモ光の通信不良の理由が本当に通信範囲が問題で起きているかの確認が必要なのです。
ということで、まずは以下の項目について事前に確認しましょう。
ドコモ光の通信障害が発生してないか確認
通信環境の問題(端末のスペックや不具合など)以外に、そもそも光回線の大元が不安定な状態になっている場合もあります。
特に台風など大規模な災害が発生した際は、ドコモ光の通信障害・トラブル情報を一度チェックしてみましょう。
いったんドコモ光のルーターを再起動
まずは不具合時の対応の王道である「ルーター端末の再起動」を行いましょう。
ひょっとすると停電やソフトウェア・アップデート後で、再起動により症状が改善する可能性があります。
通信規格と利用端末のWiFi接続を確認
ドコモ光のWiFiルーターからは異なる周波数帯で電波が飛んでいます。
| IEEE通信規格の最大通信速度 | |||
|---|---|---|---|
| 規格 | 周波数帯 | 通信速度 | 呼称 |
| IEEE802.11a | 5GHz | 54Mbps | － |
| IEEE802.11b | 2.4GHz | 11Mbps | － |
| IEEE802.11g | 2.4GHz | 54Mbps | － |
| IEEE802.11n | 2.4GHz 5GHz | 600Mbps | Wi-Fi 4 |
| IEEE802.11ac | 5GHz | 6.9Gbps | Wi-Fi 5 |
| IEEE802.11ax | 2.4GHz 5GHz | 9.6Gbps | Wi-Fi 6 |
ドコモ光のプロバイダが貸し出しているWiFiルーターであれば、基本的にIEEE802.11acに対応しています。
利用端末側(スマホやタブレット、PCなど)でWiFi接続設定した規格が低速通信だった場合には、高速通信規格にWiFi接続設定しなおしてみましょう。
ドコモ光のルーター近くで使ってみる
上記の２つに関して問題がなければ、最終確認としてドコモ光の近くでスマホなどで通信を行ってみましょう。
WiFiルーター近くで通信速度が遅い場合には、そもそもネット回線(光回線)の速度を改善する必要があります。
同じ時間帯で近い場所・遠い場所で速度が著しく異なる場合は、完全に距離が原因で通信が遅くなっていますので、ここで初めて中継器の購入で問題が解決できると判断できるでしょう。
ドコモ光＋中継器に関する感想や口コミ
家のネットがあまりに古く速度が物凄く遅い→ドコモ光に変えた→1階の有線PCは早くなったけど2階の私の部屋はいまいち→中継器を購入→なのに遅い→中継器の位置が悪かったことが判明←今ここ❗
この1週間ネット回線に時間をとられているけど少しずつ解決に向かっている気がしてホッとしている。— アロエ (@tukamu74) April 25, 2019
高専進学に伴って親の知り合いの家に住まわせてもらうんだけどドコモ光のルータが1階にあって僕の部屋2階になる予定だから中継器使わんといけん🙄 ルータから中継器までは無線だからレンジとかで電波干渉起きんか心配だ…
— くもら (@kumora_cloud) March 16, 2020
wifiの電波が弱いと機能しません。ドコモ光でも弱い。中継器を無料でもらって解決しました。あとは、データをスマホに入れて、スマホからwifiでプリンターに流せばプリントできます。
— エリー（しまだ りゅういち） (@lalasakura2008) March 13, 2020
【RBB SPEED TEST】2019/12/08(日) 12:26:40
下り：27.74Mbps
上り：29.45Mbps日曜の昼。ドコモ光、Hi-Ho、レンタルエレコムルーター、中継器あり、IPv4。
— Logan👐手洗い (@wolverinetw) December 8, 2019
DTI with ドコモ光は通信範囲に強い！
なお、ドコモ光のプロバイダDTIが無料貸出しているWiFiルーターWRC-1167GST2(ELECOM製)は『ビームフォーミングZ』に対応しています。
WiFiルーターから離れた場所や障害物が多い場合でも、電波が繋がりやすくなる機能を搭載しているので、これから契約する場合にはDTI with ドコモ光を選ぶ方法もおすすめです。
