2019年7月1日から光コラボレーションの事業者変更が可能になるなど、光コラボからドコモ光へ乗り換える難易度は格段に下がりました。
一方でJ:COM(ジェイコム)のようにKDDIの独自回線を利用している光回線では事業者変更は利用できないため、いったん解約してから新規契約する必要があります。
そこで事業者変更が使えないJ:COMからドコモ光へ乗り換える際の手順や注意すべきポイントについて詳しく解説していきます。
J:COMからドコモ光へ乗り換える方法・選択肢
ドコモ光へ乗り換える方法には、大きく3パターンが存在します。
乗り換え方法 | 条件(乗り換え元) | J:COMの選択肢 |
---|---|---|
転用 | フレッツ光 | ✕ |
事業者変更 | 光コラボレーション | ✕ |
解約→新規契約 | 条件なし | 〇 |
J:COMは光コラボレーションではないため、ドコモ光へ乗り換える場合は一度解約してから新規契約する方法のみが唯一の選択肢となります。
J:COMからドコモ光へ乗り換える方法・手順
J:COMの解約方法・手順
J:COM解約の準備・手続き
J:COMでは電話することで解約手続きが可能です。※以下、一般問い合わせ窓口の情報を記載
参考:解約撤去費
解約方式 料金 戸建住宅 部分解約(1台のみ解約、1回線のみ解約を含む) 4,800円(税抜) 全解約(引込線撤去あり) 9,800円(税抜)※ 電波障害一戸建て 部分解約(1台のみ解約、1回線のみ解約を含む) 4,800円(税抜) 全解約(引込線撤去あり) 9,800円(税抜)※ 集合住宅 部分解約(1台のみ解約、1回線のみ解約を含む) 4,800円(税抜) 全解約(引込線撤去なし) 4,800円(税抜) 集合住宅 直接配線方式 全解約(引込線撤去あり) 9,800円(税抜) ※ 戸建住宅全解約は、工事方法により異なる場合がございます。
出典:J:COM
なお、2019年7月1日から解約時の撤去費用が順次値上げ(改悪)されていきます。※以前は全撤去で最大6,000円
■料金改定時期*4
九州・山口・関西エリア 2019 年 7 月 1 日
神奈川・札幌エリア 2019 年 8 月 1 日
神奈川を除く関東・仙台エリア 2019 年 9 月 1 日
*4 長期契約にご契約いただいている場合、次回更新時からの改定となります。出典:J:COM
J:COMレンタル機器の返却
J:COMでは撤去工事した際に担当者がレンタル機器を回収してくれるので、基本的に自ら郵送する必要はありません。
ご加入時に設置させていただいた機器の返却が必要です。
撤去工事の際、弊社サービスエンジニアが回収をいたします。※機器の取り外しと合わせて端子口や分配器等の処理や、状況により増幅器(ブースター)の調整が必要となります。
機器の取り外しはご自身の判断で行わず、必ずカスタマーセンターまでご連絡ください。出典:J:COM
ドコモ光の新規契約手順
基本的にドコモ光はプロバイダーのWEBサイト経由での申し込みがオトクなのでおすすめです。
ここでは、豊富な特典を誇る当サイト一押しプロバイダーである『DTI』を例に、詳しい手順を解説していきます。
公式 DTI
申し込み&開通工事日の日程調整が完了したら、あとは開通工事を待つだけです。
料金プランや工事の日程調整
料金プランやキャンペーン情報についてヒアリングを行い、DTIからドコモへ連携が完了した後、工事の日程調整を電話(ドコモ光サービスセンター)で行います。
工事の立ち合い(or 無派遣工事)
工事日までに『開通のご案内』届き、予約した日程に専門スタッフが自宅へ伺い工事を行います。
ドコモ光を申し込む場合、初期費用として契約事務手数料(3,000円)と通常工事料(戸建:18,000円/マンション:15,000円)が発生します。
なお無派遣工事で開通できる場合は工事料は2,160円(税込)で済みます。
プロバイダー経由で申し込まないと損するってホント!?
ドコモ光の申し込み方法には直営ショップや家電量販店の受付カウンター、WEBサイトなどがあります。そして人件費が掛からない分をユーザーに還元できるWEBサイト経由での申し込みが、お得に契約できる方法として広く知れ渡っています。
またドコモ光のプロバイダー同士で熾烈な競争(独自サービスや特典)を繰り広げているため、プロバイダー経由で申し込む方が、プロバイダー独自のキャンペーンが追加される分、お得になっているのが実情です。
当サイトでは数あるプロバーダー中でも豊富な特典で他社と比べてお得なDTI with ドコモ光をおすすめします。
J:COMからドコモ光へ乗り換える際のデメリット
事業者変更が使えないJ:COMだからといって、手間は掛かっても必ずしも損するとは考えなくて大丈夫です。
なぜならドコモ光には『ドコモ光新規工事料無料特典』があるからです。
ソフトバンク光からドコモ光へ乗り換える費用の比較例 | ||
---|---|---|
乗り換え方法 | 事業者変更 | 解約(新規契約) |
事業者変更事務手数料 | 3千円 | 0円 |
工事費残債 | 0円~2.4万円 | 0円~2.4万円 |
解約違約金 | 0円~1.5万円 | 0円~1.5万円 |
新規工事費 | 0円 | |
合計費用(最大) | 4.2万円 |
※ドコモ光新規工事料無料特典適用時
ただし、J:COMの場合は工事費残債だけでなく、NTTだと無料の設備撤去費が28,800円掛かるなど、トータル10万円弱の超高額な解約費用が掛かる可能性があります。
J:COMからドコモ光へ乗り換える費用例 | |
---|---|
乗り換え方法 | 解約(新規契約) |
新規登録料 | 0.3万円 |
工事費残債 | 0円~3.75万円 |
設備撤去費 | 0.98万円 |
解約違約金 | 0円~2万円 |
新規工事費 | |
合計費用(最大) |
※ドコモ光新規工事料無料特典適用時
光回線の中にはソフトバンク光のように、新規工事費無料に加えて工事費残債や設備撤去費も還元してくれるキャンペーンを行っているサービスもあります。※最大10万円まで還元
J:COMの解約費用が高額な場合には、こういった特典が活用できる光回線も乗り換える先の選択肢として検討しておくと良いでしょう。
J:COMからドコモ光へ乗り換える注意点まとめ
J:COMは光コラボではないため事業者変更が利用できないため、ドコモ光へ乗り換えるには、いったん解約してから新規契約する必要があります。
またJ:COMでは撤去工事が必須となっています。
時期にもよりますが、ドコモ光を申し込んでから開通するまでの期間は、およそ1カ月~2カ月は掛かると見積もっておきましょう。
現状、ドコモ光では解約費用の還元キャンペーンは行っていません。J:COMの場合、解約タイミングによっては工事費残債や撤去費用など超高額費用が請求される可能性があるため注意が必要です。
基本的にドコモ光へ契約する場合はプロバイダー経由でWEBサイトから申し込む方法がオトクです。