auひかりとNURO光の違いとは?ダークファイバ―を使う高速通信が強みの両回線を比較

記事内に広告が含まれています。

主に独自回線を利用するauひかりと、NTT回線のダークファイバ―を利用するNURO光。

どちらも高速な通信速度とスマホとのセット割がとってもお得で人気の光回線サービスですが、通信速度や月額料金、工事費などの料金プランに違いがあります。

またスマホセット以外にも、各種割引やCB特典(キャッシュバック)が受けられるため、利用条件に応じた実質負担金で比較する必要もあります。

そこでauひかりとNURO光のどっちの光回線が適しているかを判断できるように、料金プラン・サービス内容の違いについて、詳しく解説していきます。

auひかりとNURO光の料金プラン比較一覧表

内容auひかりNURO光
契約期間2~3年定期2年定期
月額料金戸建て4,900円~5,100円4,743円
マンション3,800円~5,000円4,743円
契約事務手数料3,000円3,000円
  • auひかりの料金プラン※契約期間:戸建て(3年)/マンション(2年)
    • ホーム1ギガ(ずっとギガ得プラン)
      • 1年目:5,000円
      • 2年目:5,100円
      • 3年目~:4,900円
    •  タイプV/G(16契約以上・お得プラン):3,800円
    • タイプV/G(8契約以上・お得プラン):4,100円
    • マンションギガ(お得プラン):4,050円
    • ミニギガ(お得プラン):5,000円

上記の比較表は、なるべく同じ条件で比べるために、光回線の標準的なプラン(最大通信速度1Gbps)で作成しています。

ただしNURO光の光G2V(標準プラン)は下りのみ最大2Gbpsとなっています。※上りは最大1Gbps

その他に工事費が発生しますが、両回線ともに無料特典が適用可能です。※2019年8月現在

auひかりとNURO光の選べるプロバイダー

auひかりはいくつかの提携プロバイダから選択できます。
NURO光はSo-net一択です。
auひかりの場合は契約するプロバイダを含めた代理店の特典に大きな差があります。お得度の高いキャンペーンを見極めることも、プロバイダ(代理店)選びの重要なポイントになります。

auひかりとNURO光の最大通信速度・適用方法

標準プランはNURO光の方が速い(下り最大2Gbps)

auひかりや標準的な光回線(光コラボ)プランの通信速度(規格上の理論値)は下り上り最大1Gbpsの中で、NURO光は下り最大2Gbpsの通信速度となっています。※上りは最大1Gbps

NURO光では、普段使われていない光ファイバー(ダークファイバ―)を活用することで、通常の光コラボ回線より高速な通信を可能としています。

これがNURO光の通信速度が速いといわれる由縁です。

また通常の光コラボの場合、インターネット接続する際の通信方式には、IPoE方式とPPPoE方式があり、旧来型のPPPoE方式でインターネット接続すると最大200Mbpsに速度制限されてしまいます。

IPoE方式なら最大1Gbpsまで速度制限されないため、少しでも高速なインターネット接続環境を構築したい場合は、IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6に対応する必要があります。

その点に関しても、NURO光ではIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6(IPv4/v6デュアル方式)に対応しており、申請扶養&無料で利用できます。※auひかりも無料で利用可能

高速プランはauひかり/NURO光ともに最大10Gbps

auひかりには、光コラボと同じ最大1Gbpsのプランに加えて下り/上り最大5Gbpsと最大10Gbps、NURO光には下り/上り最大6Gbpsと最大10Gbpsの高速サービスプランがあります。

IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6の対応だけでは、所望の高速インターネット環境を構築できない場合には、契約してみるのもアリです。

  • auひかりの料金プラン
    •  ホーム5ギガの月額料金
      • 1年目:5,400円
      • 2年目:5,500円
      • 3年目~:5,600円
    • ホーム10ギガの月額料金
      • 1年目:6,180円
      • 2年目:6,280円
      • 3年目~:6,380円
  • NURO光の料金プラン
    • NURO光6Gsの月額料金:5,243円
    • NURO光10Gsの月額料金:5,743円
月額基本料金だけみるとNURO光の方が割安ですが、実際は特典やキャンペーンを加えた実質月額料金で比較する必要があります。

auひかりとNURO光のサービス提供エリア

光コラボ回線と比べると、auひかりとNURO光は両回線ともにサービス提供エリアが狭い特徴(デメリット)があります。

特に最大5~10Gbps高速サービスが利用可能な『auひかりホーム 10ギガ・5ギガ』の場合、提供エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部地域限定かつ戸建てのみとなっており、最大6~10Gbps高速サービスが利用可能な『NURO光10Gbps/6Gbps』の場合、提供エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、静岡県、大阪府、兵庫県、奈良県、福岡県の一部エリアとなっています。

auひかりとNURO光の工事費用(立ち合い有無)

内容auひかりNURO光
工事費派遣無
派遣有戸建て37,500円40,000円
マンション30,000円40,000円
契約事務手数料3,000円3,000円
契約解除料金戸建て9,500円9,500円
マンション7,000円9,500円
設備撤去費用28,800円10,000円

※料金プラン比較一覧表と同じ標準的なプランのケース

auひかりとNURO光は立ち合い工事が必須となっており、光コラボと比べると割高な工事費用が発生してしまいます。

両回線ともに新規工事費割引特典が適用できるため、工事費負担は実質無料となるので安心です。
NURO光の場合、宅内と屋外で2回に分けて工事を行う必要があるため、日程調整や立ち合いの手間が2倍掛かる点に注意が必要です。※auひかりの場合、立ち合い工事が必要な場合であっても工事自体は1回で完了

auひかりとNURO光の特典・キャンペーン

主な特典・キャンペーンauひかりNURO光
スマホセット割最大2,000円/月割引最大1,000円/月割引
新規工事費割引工事費無料(月額割引)工事費無料(月額割引)
他社解約金還元最大55,000円還元
CB金額(オプションなし)最大45,000円CB最大35,000円CB

※CB金額はauひかりの代理店がNNコミュニケーションズの例

auひかりの割引特典やキャンペーンの特徴

スマホの契約プランによっては、auのスマホセット割がとってもオトクです。KDDI公式+プロバイダ+代理店の3社合同特典が得られるため、キャッシュバック金額が高額でお得感が非常に高いです。他社解約金還元特典があるため、乗り換え時に無駄な費用が抑えられます。
スマホセット割を適用するにはネット+光でんわの契約が必要です。立ち合い工事は必須です。新規工事費無料特典があるとはいえ、解約時に高額な工事費残債(最大37,500円)に加えて退去時に設備撤去費用(28,800円)も発生する可能性があります。

NURO光の割引特典やキャンペーンの特徴

スマホの契約プランによっては、ソフトバンクのスマホセット割がとってもオトクです。公式サイトのキャッシュバック金額が高額でお得感が高いです。
So-net以外のプロバイダを選ぶことができません。新規工事費無料特典があるとはいえ、解約時に高額な工事費残債(最大40,000円)に加えて退去時に設備撤去費用(10,000円)も発生する可能性があります。

auひかりとNURO光の実質負担金を比較

以下、おすすめ代理店であるNNコミュニケーションズの特典を適用したケースで実質負担金を算出・比較していきます。※NURO光は公式サイトの特典を適用(公式特典がオトクなため)

マンションタイプで実質負担金3年を比較した結果

通信速度プランauひかりNURO光
最大1Gbps2,633円/月3,854円/月
最大5~6Gbps5,063円/月
最大10Gbps5,535円/月
  • auひかりの実質負担金(内訳)
    • タイプV/G(16契約以上・お得プラン)の月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込
  • NURO光の実質負担金(内訳)
    • 通信速度1Gbps(下りのみ2Gbps):
      • 光G2Vの月額料金/35,000円CB/契約事務手数料/工事費・無料特典込/月額割引特典込
    • 通信速度6Gbps:
      • 光6Gsの月額料金/35,000円CB/契約事務手数料/工事費・無料特典込/月額割引特典込
    • 通信速度10Gbps:
      • 光10Gsの月額料金/35,000円CB/契約事務手数料/工事費・無料特典込/月額割引特典込

戸建てタイプで実質負担金3年を比較した結果

通信速度プランauひかりNURO光
最大1Gbps3,833円/月3,854円/月
最大5~6Gbps3,833円/月5,063円/月
最大10Gbps4,613円/月5,535円/月
  • auひかりの実質負担金(内訳)
    • 通信速度1Gbps:
      • ホーム1ギガ(ずっとギガ得プラン)の月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込
    • 通信速度5Gbps:
      • ホーム5ギガの月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込/超高速スタートプログラム込
    • 通信速度10Gbps:
      • ホーム10ギガの月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込/超高速スタートプログラム込
  • NURO光の実質負担金(内訳)
    ※マンションタイプと同じ

auひかりとNURO光の料金プラン比較まとめ

月額料金に諸費用(手数料や工事費など)と特典(割引やCB特典など)を加味した3年間の実質負担金はauひかりの方がオトクという結果になりました。

また他の光回線から乗り換える場合にも、他社違約金還元特典があるauひかりの方が無駄な費用が発生しないため、損するリスクを最小限に抑えることが可能といえます。

さらにNURO光では屋内と屋外で2度の工事が必要となるため、日程調整や立ち合いの手間が多くなる特有のデメリットが存在します。

ただしNURO光の場合、標準プランで下りで最大2Gbpsの通信速度となっており、auひかりを含む他の光回線プランと比べて速度面で大きなアドバンテージがあります。※高速プランはauひかりでも契約可(5Gbps/10Gbps)

利用しているスマホのキャリアがソフトバンクの場合は、スマホセット割が適用できるNURO光の方が長期的にみるとオトクになる可能性が大きいです。※auスマホを契約している場合は長期的にみてもauひかりがオトク

タイトルとURLをコピーしました