主に独自回線を利用するauひかりと、NTT回線を利用する光コラボのソフトバンク光。
どちらもスマホとのセット割がとってもお得で人気の光回線サービスですが、月額料金や工事費などの料金プランに違いがあります。
またスマホセット以外にも、各種割引やCB特典(キャッシュバック)が受けられるため、利用条件に応じた実質負担金で比較する必要もあります。
そこでauひかりとソフトバンク光のどっちの光回線が適しているかを判断できるように、料金プラン・サービス内容の違いについて、詳しく解説していきます。
auひかりとソフトバンク光の料金プラン比較一覧表
| 内容 | auひかり | ソフトバンク光 | |
|---|---|---|---|
| 契約期間 | 2~3年定期 | 2年定期 | |
| 月額料金 | 戸建て | 4,900円~5,100円 | 5,200円 |
| マンション | 3,800円~5,000円 | 3,800円 | |
| 契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 | |
上記の比較表は、なるべく同じ条件で比べるために、光回線の標準的なプラン(最大通信速度1Gbps)で作成しています。その他に工事費が発生しますが、両回線ともに無料特典が適用可能です。※2019年7月現在
auひかりとソフトバンク光の選べるプロバイダー
auひかりとソフトバンク光の最大通信速度・適用方法
ソフトバンク光の通信速度は下り/上り最大1Gbps
標準的な光回線(光コラボ)プランの通信速度(規格上の理論値)は下り上り最大1Gbpsです。
ただしインターネット接続する際の通信方式には、IPoE方式とPPPoE方式があり、旧来型のPPPoE方式でインターネット接続すると最大200Mbpsに速度制限されてしまいます。
IPoE方式なら最大1Gbpsまで速度制限されないため、少しでも高速なインターネット接続環境を構築したい場合は、IPv6 IPoE／IPv4 over IPv6に対応する必要があります。
auひかりの通信速度は下り/上り最大10Gbps
auひかりには、光コラボと同じ最大1Gbpsのプランに加えて、ホーム5ギガ(下り/上り5Gbps)とホーム10ギガ(下り/上り最大10Gbps)という高速サービスプランがあります。
IPv6 IPoE／IPv4 over IPv6の対応だけでは、所望の高速インターネット環境を構築できない場合には、契約してみるのもアリです。
auひかりとソフトバンク光のサービス提供エリア
auひかりとソフトバンク光の工事費用(立ち合い有無)
| 内容 | auひかり | ソフトバンク光 | ||
|---|---|---|---|---|
| 工事費 | 派遣無 | – | 2,000円 | |
| 派遣有 | 戸建て | 37,500円 | 24,000円 | |
| マンション | 30,000円 | 24,000円 | ||
| 契約事務手数料 | 3,000円 | 3,000円 | ||
| 契約解除料金 | 戸建て | 9,500円 | 9,500円 | |
| マンション | 7,000円 | 9,500円 | ||
| 設備撤去費用 | 28,800円 | 0円 | ||
ソフトバンク光は派遣工事(立ち合い)なしも選択可能です。派遣工事がない場合の工事費は2,000円で済みます。一方、派遣工事ありの場合、工事費は戸建て/マンションともに24,000円掛かります。
auひかりは立ち合い工事が必須となっており、戸建てで37,500円、マンションで30,000円という高額な工事費用が発生してしまいます。
auひかりとソフトバンク光の特典・キャンペーン
| 主な特典・キャンペーン | auひかり | ソフトバンク光 |
|---|---|---|
| スマホセット割 | 最大2,000円/月割引 | 最大1,000円/月割引 |
| 新規工事費割引 | 工事費無料(月額割引) | 工事費無料(月額割引) |
| 他社解約金還元 | 最大55,000円還元 | 最大10,000円還元 |
| CB金額(オプションなし) | 最大45,000円CB | 最大35,000円CB |
※CB金額はauひかりの代理店がNNコミュニケーションズ／ソフトバンク光の代理店がエヌズカンパニーの例
auひかりの割引特典やキャンペーンの特徴
ソフトバンク光の割引特典やキャンペーンの特徴
auひかりとソフトバンク光の実質負担金を比較
以下、おすすめ代理店であるNNコミュニケーションズ／エヌズカンパニーの特典を適用したケースで実質負担金を算出・比較していきます。
マンションタイプで実質負担金3年を比較した結果
| 通信速度プラン | auひかり | ソフトバンク光 |
|---|---|---|
| 最大1Gbps | 2,633円/月 | 2,911円/月 |
戸建てタイプで実質負担金3年を比較した結果
| 通信速度プラン | auひかり | ソフトバンク光 |
|---|---|---|
| 最大1Gbps | 3,833円/月 | 4,311円/月 |
| 最大5Gbps | 3,833円/月 | – |
| 最大10Gbps | 4,613円/月 | – |
auひかりとソフトバンク光の料金プラン比較まとめ
月額料金に諸費用(手数料や工事費など)と特典(割引やCB特典など)を加味した3年間の実質負担金はauひかりの方がオトクという結果になりました。
さらに5Gbpsや10Gbpsといった超高速インターネット環境を構築したい場合には、auひかりの料金プランを選ぶ必要があります。
ただしauひかりは光コラボのソフトバンク光と比べると、サービス提供エリアが狭いデメリットがあります。
また、どちらの光回線へ乗り換える場合にも、他社違約金還元特典があるので無駄な費用が抑えられるものの、ソフトバンク光の方が限度額が高い(最大10万円まで)ので安心です。
利用しているスマホのキャリアがソフトバンクの場合は、スマホセット割が適用できるソフトバンク光の方が長期的にみるとオトクになる可能性が大きいです。※auスマホを契約している場合は長期的にみてもauひかりがオトク
