ドコモ光とenひかりの違いとは?貸出ルーターや特典・費用など月額料金以外も比較

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ドコモスマホとのセット割がとってもお得なドコモ光と、月額料金が最安値水準で注目を集めるenひかり。

どちらもNTT回線を利用する光コラボですが、月額料金や工事費などの料金プランに違いがあります。

enひかりの場合はUQモバイルとのスマホセット割があったり、ドコモ光の場合は各種割引やCB特典(キャッシュバック)が受けられるため、利用条件に応じた実質負担金で比較する必要もあります。

そこでドコモ光とenひかりのどっちの光回線が適しているかを判断できるように、料金プラン・サービス内容の違いについて、詳しく解説していきます。

ドコモ光とenひかりの料金プラン比較一覧表

内容ドコモ光enひかり
契約期間2年定期なし
月額料金戸建て5,000円~5,200円4,300円
マンション4,000円~4,200円3,300円
契約事務手数料3,000円3,000円
  • ドコモ光の料金プラン
    • 定額プランタイプA
      • 戸建て:5,000円
      • マンション4,000円
    • 定額プランタイプB
      • 戸建て:5,200円
      • マンション:4,200円
enひかりの契約期間なしと同じ条件の場合、ドコモ光の月額料金は戸建てだと+1,500円/月、マンションだと+1,000円/月の負担増となります。

上記の比較表は、なるべく同じ条件で比べるために、光コラボの標準的なプラン(最大通信速度1Gbps)で作成しています。その他に工事費が発生しますが、ドコモ回線の場合は無料特典が適用可能です。※2019年7月現在

ドコモ光とenひかりの選べるプロバイダー

ドコモ光は数多くの提携プロバイダから選択できます。
enひかりはプロバイダが選べません。※光回線とプロバイダがセットのインターネット接続サービス
ドコモ光のプロバイダはタイプAとタイプBに分かれており、上述の通り、タイプAの方が月額200円安くなっています。だからといって、通信速度やサービス内容が劣っている訳ではないので、なるべくタイプAから好きなプロバイダを選んだ方がオトクといえます。

ドコモ光とenひかりの最大通信速度・適用方法

標準的な光回線(光コラボ)プランの通信速度(規格上の理論値)は下り上り最大1Gbpsです。

ただしインターネット接続する際の通信方式には、IPoE方式とPPPoE方式があり、旧来型のPPPoE方式でインターネット接続すると最大200Mbpsに速度制限されてしまいます。

IPoE方式なら最大1Gbpsまで速度制限されないため、少しでも高速なインターネット接続環境を構築したい場合は、IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6に対応する必要があります。

ドコモ光では無料で利用可能です。
enひかりでは有料オプション(v6プラス)で月額料金は180円/月となっています。
ドコモ光ではプロバイダの対応状況に依存します。たとえばNTTぷららの場合は『ぷららv6エクスプレス』というサービス名称で標準提供(無料&申込不要)となっています。

なおIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6対応はサービスだけでなく、ルーター側にも機能として対応する必要があります。

ドコモ光ではプロバイダ特典で対応ルーターが無料レンタル可能ですが、enひかりではONU(光回線終端装置)またはVDSLモデム以外の機器をレンタルする場合、別途レンタル料金が発生します。

  • ホームゲートウェイ:月額200円/台
  • ホームゲートウェイ(無線LAN機能付き): 月額300円/台
NTT東西のHGW(ホームゲートウェイ)または自分でv6プラス対応のルータ機器を用意する必要があります。

ドコモ光とenひかりのサービス提供エリア

ドコモ光とenひかりは、どちらも光コラボレーションなのでNTT東西(フレッツ光)と同じため、日本全国の広いエリアでサービス提供しています。よって、ほとんど差はないと言えるでしょう。

ドコモ光とenひかりの工事費用(立ち合い有無)

内容ドコモ光enひかり
工事費派遣無2,000円2,000円
派遣有戸建て18,000円15,000円
マンション15,000円15,000円
契約事務手数料3,000円3,000円
契約解除料金9,500円0円
設備撤去費用0円0円

ドコモ光とen光はどちらも派遣工事(立ち合い)なしも選択可能です。派遣工事がない場合の工事費は2,000円で済みます。

一方で派遣工事ありの工事費は、ドコモ光の場合、戸建てで18,000円、マンションで15,000円掛かり、enひかりの場合、工事費は戸建て/マンションともに15,000円掛かります。

なお屋内配線新設なしの場合、enひかりだと工事費が7,600円で済むケースもあります。※設置場所のNTT光回線の設備状況により異なる

ドコモ光では新規工事費割引特典が適用できるため、工事費負担は実質無料となるので安心です。

ドコモ光とenひかりの特典・キャンペーン

主な特典・キャンペーンドコモ光enひかり
スマホセット割最大3,500円/月割引最大100円/月割引
新規工事費割引工事費無料(月額割引)
他社解約金還元
CB金額(オプションなし)最大15,000円CB

※CB金額はドコモ光のプロバイダがNTTぷららの例

ドコモ光の割引特典やキャンペーンの特徴

スマホの契約プランによっては、スマホセット割がとってもオトクです。工事費無料特典やキャッシュバック特典など、実質負担金を抑えることが可能です。
他社解約金(工事費残債や契約解除料金)の還元特典がないため、乗り換え時の費用負担に注意が必要です。

enひかりの割引特典やキャンペーンの特徴

格安SIMのUQモバイルでスマホのスマホセット割が適用可能です。
月額基本料金が安い代わりに、キャンペーンや特典に弱い印象があります。特に工事費が実質負担金の上乗せに大きな影響を与えます。

ドコモ光とenひかりの実質負担金を比較

以下、おすすめプロバイダ(代理店)であるNTTぷららの特典を適用したケースで実質負担金を算出・比較していきます。※enひかりは代理店なし(公式サイト経由で申し込み)

マンションタイプで実質負担金3年を比較した結果

契約期間ドコモ光enひかり
2年定期3,667円/月3,800円/月
  •  ドコモ光の実質負担金(内訳)
    • 定額プランタイプAの月額料金/15,000円CB(プロバイダCB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込
  • enひかりの実質負担金(内訳)
    • マンションタイプの月額料金

戸建てタイプで実質負担金3年を比較した結果

契約期間ドコモ光enひかり
2年定期4,867円/月4,800円/月
  •  ドコモ光の実質負担金(内訳)
    • 定額プランタイプAの月額料金/15,000円CB(プロバイダCB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込
  • enひかりの実質負担金(内訳)
    • ファミリータイプの月額料金

ドコモ光とenひかりの料金プラン比較まとめ

月額料金に諸費用(手数料や工事費など)と特典(割引やCB特典など)を加味した3年間の実質負担金はマンションタイプだとドコモ光、戸建てタイプだとenひかりの方がオトクという結果になりました。

ただし比較対象プランの条件として、ドコモ光は2年定期でenひかりは縛りなしという違いがあります。※ドコモ光の縛りなしプランは月額1,000円~1,500円上乗せ

一方でenひかりは高速サービス(v6プラス)の利用に180円/月の契約が必須となります。※ドコモ光は高速サービスは基本的に無料で利用可能

また利用しているスマホのキャリアがドコモの場合は、スマホセット割が適用できるドコモ光の方が長期的にみるとオトクになる可能性が大きいです。※UQモバイルのスマホを契約している場合はenひかりが割引対象

Plala ドコモ光

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