auひかりとenひかりの違いとは?通信速度プランや特典など月額料金以外も比較

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主に独自回線を利用するauひかりと、月額料金が最安値水準で注目を集めるenひかり。

月額料金や工事費などの料金プランだけでなく、スマホセット割引やCB特典(キャッシュバック)などに大きな違いがあるため、実際のお得度は利用条件に応じた実質負担金で比較しないと分かりにくい実情があります。

そこでauひかりとenひかりのどっちの光回線が適しているかを判断できるように、料金プラン・サービス内容の違いについて、詳しく解説していきます。

auひかりとenひかりの料金プラン比較一覧表

内容auひかりenひかり
契約期間2~3年定期なし
月額料金戸建て4,900円~5,100円4,300円
マンション3,800円~5,000円3,300円
契約事務手数料3,000円3,000円
  • auひかりの料金プラン※契約期間:戸建て(3年)/マンション(2年)
    • ホーム1ギガ(ずっとギガ得プラン)
      • 1年目:5,000円
      • 2年目:5,100円
      • 3年目~:4,900円
    •  タイプV/G(16契約以上・お得プラン):3,800円
    • タイプV/G(8契約以上・お得プラン):4,100円
    • マンションギガ(お得プラン):4,050円
    • ミニギガ(お得プラン):5,000円
enひかりの契約期間なしと同じ条件の場合、auひかりの月額料金は戸建てだと6,300円/月(+1,300円~1,500円)、マンション(標準プランのタイプG)だと4,900円/月(+1,100)の負担増となります。

上記の比較表は、なるべく同じ条件で比べるために、光回線の標準的なプラン(最大通信速度1Gbps)で作成しています。その他に工事費が発生しますが、auひかりの場合は無料特典が適用可能です。※2019年7月現在

auひかりとenひかりの選べるプロバイダー

auひかりはいくつかの提携プロバイダから選択できます。
enひかりはプロバイダが選べません。※光回線とプロバイダがセットのインターネット接続サービス
auひかりの場合は契約するプロバイダを含めた代理店の特典に大きな差があります。お得度の高いキャンペーンを見極めることも、プロバイダ(代理店)選びの重要なポイントになります。

auひかりとenひかりの最大通信速度・適用方法

標準的な光回線(光コラボ)プランの通信速度(規格上の理論値)は下り上り最大1Gbpsです。

ただしインターネット接続する際の通信方式には、IPoE方式とPPPoE方式があり、旧来型のPPPoE方式でインターネット接続すると最大200Mbpsに速度制限されてしまいます。

IPoE方式なら最大1Gbpsまで速度制限されないため、少しでも高速なインターネット接続環境を構築したい場合は、IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6に対応する必要があります。

auひかりでは無料で利用可能です。
enひかりでは有料オプション(v6プラス)で月額料金は180円/月となっています。

なおIPv6 IPoE/IPv4 over IPv6対応はサービスだけでなく、ルーター側にも機能として対応する必要があります。

enひかりではONU(光回線終端装置)またはVDSLモデム以外の機器をレンタルする場合、別途レンタル料金が発生します。

  • ホームゲートウェイ:月額200円/台
  • ホームゲートウェイ(無線LAN機能付き): 月額300円/台
NTT東西のHGW(ホームゲートウェイ)または自分でv6プラス対応のルータ機器を用意する必要があります。

auひかりの通信速度は下り/上り最大10Gbps

auひかりには、光コラボと同じ最大1Gbpsのプランに加えて、ホーム5ギガ(下り/上り5Gbps)とホーム10ギガ(下り/上り最大10Gbps)という高速サービスプランがあります。

IPv6 IPoE/IPv4 over IPv6の対応だけでは、所望の高速インターネット環境を構築できない場合には、契約してみるのもアリです。

  • ホーム5ギガの月額料金
    • 1年目:5,400円
    • 2年目:5,500円
    • 3年目~:5,600円
  • ホーム10ギガの月額料金
    • 1年目:6,180円
    • 2年目:6,280円
    • 3年目~:6,380円

auひかりとenひかりのサービス提供エリア

enひかりは光コラボレーションなのでNTT東西(フレッツ光)と同じため、日本全国の広いエリアでサービス提供しています。
auひかりは独自回線を用いているため、サービス提供エリアは限定されます。※一部地域ではNTT東西の回線を利用
特に最大5~10Gbps高速サービスが利用可能な『auひかりホーム 10ギガ・5ギガ』の場合、提供エリアは東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の一部地域限定かつ戸建てのみとなっています。

auひかりとenひかりの工事費用(立ち合い有無)

内容auひかりenひかり
工事費派遣無2,000円
派遣有戸建て37,500円15,000円
マンション30,000円15,000円
契約事務手数料3,000円3,000円
契約解除料金戸建て9,500円0円
マンション7,000円0円
設備撤去費用28,800円0円

enひかりは派遣工事(立ち合い)なしも選択可能です。派遣工事がない場合の工事費は2,000円で済みます。一方、派遣工事ありの場合、工事費は戸建て/マンションともに15,000円掛かります。

なお屋内配線新設なしの場合、enひかりだと工事費が7,600円で済むケースもあります。※設置場所のNTT光回線の設備状況により異なる

auひかりは立ち合い工事が必須となっており、戸建てで37,500円、マンションで30,000円という高額な工事費用が発生してしまいます。

両回線ともに新規工事費割引特典が適用できるため、工事費負担は実質無料となるので安心です。

auひかりとenひかりの特典・キャンペーン

主な特典・キャンペーンauひかりenひかり
スマホセット割最大2,000円/月割引最大100円/月割引
新規工事費割引工事費無料(月額割引)
他社解約金還元最大55,000円還元
CB金額(オプションなし)最大45,000円CB

※CB金額はauひかりの代理店がNNコミュニケーションズの例

auひかりの割引特典やキャンペーンの特徴

スマホの契約プランによっては、スマホセット割がとってもオトクです。KDDI公式+プロバイダ+代理店の3社合同特典が得られるため、キャッシュバック金額が高額でお得感が非常に高いです。他社解約金還元特典があるため、乗り換え時に無駄な費用が抑えられます。
スマホセット割を適用するにはネット+光でんわの契約が必要です。立ち合い工事は必須です。新規工事費無料特典があるとはいえ、解約時に高額な工事費残債(最大37,500円)に加えて退去時に設備撤去費用(28,800円)も発生する可能性があります。

enひかりの割引特典やキャンペーンの特徴

格安SIMのUQモバイルでスマホのスマホセット割が適用可能です。
月額基本料金が安い代わりに、キャンペーンや特典に弱い印象があります。特に工事費が実質負担金の上乗せに大きな影響を与えます。

auひかりとenひかりの実質負担金を比較

以下、auひかりはおすすめ代理店であるNNコミュニケーションズの特典を適用したケースで実質負担金を算出・比較していきます。※enひかりは代理店なし(公式サイト経由で申し込み)

マンションタイプで実質負担金3年を比較した結果

通信速度プランauひかりenひかり
最大1Gbps2,633円/月3,800円/月
  • auひかりの実質負担金(内訳)
    • タイプV/G(16契約以上・お得プラン)の月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込
  • enひかりの実質負担金(内訳)
    • マンションタイプの月額料金

戸建てタイプで実質負担金3年を比較した結果

通信速度プランauひかりenひかり
最大1Gbps3,833円/月4,800円/月
最大5Gbps3,833円/月
最大10Gbps4,613円/月
  • auひかりの実質負担金(内訳)
    • 通信速度1Gbps:
      • ホーム1ギガ(ずっとギガ得プラン)の月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込
    • 通信速度5Gbps:
      • ホーム5ギガの月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込/超高速スタートプログラム込
    • 通信速度10Gbps:
      • ホーム10ギガの月額料金/45,000円CB(代理店CB)/契約事務手数料/工事費・無料特典込/超高速スタートプログラム込
  • enひかりの実質負担金(内訳)
    • 通信速度1Gbps:
      • ファミリータイプの月額料金

auひかりとenひかりの料金プラン比較まとめ

月額料金に諸費用(手数料や工事費など)と特典(割引やCB特典など)を加味した3年間の実質負担金はauひかりの方がオトクという結果になりました。

また他の光回線から乗り換える場合にも、他社違約金還元特典があるauひかりの方が無駄な費用が発生しないため、損するリスクを最小限に抑えることが可能といえます。

さらに5Gbpsや10Gbpsといった超高速インターネット環境を構築したい場合には、auひかりの料金プランを選ぶ必要があります。

一方で比較対象プランの条件として、auひかりは2~3年定期でenひかりは縛りなしという違いがあります。※auひかりの縛りなしプランは月額1,100円~1,500円上乗せ

またauひかりは光コラボのenひかりと比べると、サービス提供エリアが狭いデメリットがあります。

利用しているスマホのキャリアがauの場合は、スマホセット割が適用できるauひかりの方が長期的にみるとオトクになる可能性が大きいです。※UQモバイルのスマホを契約している場合はenひかりが割引対象

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