ソフトバンクの5Gプランの特徴!月額料金や割引・サービスについて詳しく解説!

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ソフトバンクは2020年3月27日から5Gサービスを提供しています。

5Gは単なる高速通信だけではなく、低遅延・同時多数接続といった特性もあり、それらを活用することで社会の在り方を変えるとまで言われています。

この記事では、ソフトバンクの5Gサービスの特徴について詳しく解説していきます。

ソフトバンクの5Gサービスの概要

SoftBankは現在4Gで利用しているネットワーク技術や全国23万箇所の既存基地局などを活かし、段階的に5Gへの移行を進めています。

また2020年4月1日にSoftBankとKDDI(au)は提携し、地方の5Gネットワークを共同で整備する「株式会社5G JAPAN」を設立しました。

これにより両社が保有する基地局を相互利用することで、地方での5Gネットワーク整備を早期に進めることが可能となりました。

SoftBank 5Gは限られた一部の対象エリアからサービスの提供を開始し、順次拡大が予定されています。

2020年3月31日時点でのSoftBank 5Gサービスエリアはこちらをご参照ください。

東京都や大阪府はありますが、神奈川県や兵庫県はまだ無く、まだまだこれからということが分かります。

 

また「5G LAB」という5Gを活かしたコンテンツ配信サービスを2020年3月27日から開始しております。

エンタメやスポーツをメインに、ARやVRをスマホやタブレットで楽しめるサービスです。

先行して3月5日から全国主要都市のソフトバンクショップに、「5G LAB」の体験コーナーを設置します。

※ただし2020年4月28日現在、コロナ対策のため「5G LAB体験コーナー」は休止中です。

 

5Gの周波数帯は、これまで使用していた帯域と近い6GHz以下(通称:sub6)と、30GHz〜300GHzの高い周波数帯(通称:ミリ波)がありますが、SoftSoftBankのミリ波開始は2021年3月頃と言われております。

ミリ波は通信距離が短い、障害物に弱いといったデメリットはありますが、sub6と比べて高速通信できるメリットがあります。

ミリ波開始時は分かりませんが、現時点での通信速度(ベストエフォート方式)は下記のようになっています。

  • 2020年3月時点 ・・・ 受信最大2.0Gbps 送信最大103Mbps
  • ミリ波対応時 ・・・ ※未確認

ソフトバンクの5Gサービスの料金プラン

ソフトバンクの5Gサービスは、対象プランに加入したうえで1,000円/月の追加費用を支払うことで利用できます。

対象プラン一覧(ソフトバンクの5Gサービス):

  1. メリハリプラン
  2. ミニフィットプラン
  3. スマホデビュープラン
  4. データシェアプラン

※別途、基本プラン(音声/データ)への加入が必要

ただしこの1,000円の月額費用は、8月31日までに加入された場合、「5G無料キャンペーン」(申し込み不要)が適用されて2年間無料になります。

スマホは5G対応機種である必要がありますが、2年間は実質従来の費用負担のままで5Gを利用できるということになります。

メリハリプラン

最大50GBという大容量プランであり、かつ対象の動画・SNSサービスについては使い放題のプランです。

対象のサービスにはYouTube、Amazon Prime Videoなどメジャーなサービスも含まれており、かなりお得に感じます。

ただし上記サービスであってもデータ通信量を消費するケースがあります。例えばYouTubeだとライブ投稿配信や広告クリック遷移先は対象外です。

詳細はこちらをソフトバンク公式HPよりご確認ください。

メリハリプランの標準料金は8,480円/月となっています。
加えて通信利用量が2GB以下のときは勝手に1,500円割引してくれる特典もこのプランの特徴です。

動画SNS放題で使った通信量も、この2GB通信量に含まれます。

整理すると下記のようになります。

メリハリプラン料金
月額料金
(データメリハリ6,500円+基本プラン980円+5G基本料1000円)
8,480円/月
割引適用時
(通信量2GB越えた月)
3,480円/月
割引適用時
(通信量2GB以下の月)
1,980円/月
割引半年おトク割-1,000円/月
(最大6か月間)
5G無料キャンペーン-1,000円/月
(最大2年間)
おうち割 光セット-1,000円/月
みんな家族割+(4人以上)-2000円/月
通信量2GB以下の割引-1,500円/月

ミニフィットプラン

使ったデータ通信量に応じて料金が変わるプランです。

1GB、2GB、5GBを境に料金が変動します。

5GBを越えた場合、通信速度が最大128kbpsに制限されます。ただし追加データを購入することで速度制限を回避できます。

料金は月額1,980円からとなっています。

この1,980円という金額は半年おトク割等が適用された金額です。

整理すると下記の表になります。

前述のメリハリプランと比較して頂くと分かりますが、通信量1GBを越えるときはメリハリプランのほうがお得です。

ミニフィットプラン料金
月額料金
(ミニフィット+基本プラン980円+5G基本料1000円)
<~5GB>8,480円
<~2GB>6,980円
<~1GB>4,980円
割引適用時<~5GB>5,480円
<~2GB>3,980円
<~1GB>1,980円
割引半年おトク割-1,000円/月
(最大6か月間)
5G無料キャンペーン-1,000円/月
(最大2年間)
ネットとセットで(おうち割 光セット)-1,000円/月

スマホデビュープラン

スマホデビュープランはガラケーからスマホに乗り換えの方限定のプランで、月々980円~となっています。

お得な費用感ではありますが、基本料金2,480円/月に対し、1年おトク割や小容量割を適用した場合の費用であることにご注意ください。※詳細はSoftBankスマホデビュープランをご参照ください。

データシェアプラン

データシェアプランは親回線で契約のパケット定額サービスのデータ量を、最大5台までの5回線と共有できるプランで月々980円となっています。

親回線と子回線は家族であることや、親・子ともに指定のサービス加入中であることの条件があるのでご注意ください。※詳細はSoftBankデータシェアプランをご参照ください。

ソフトバンクの5G対応スマホ

ソフトバンクの5G対応スマホは下記になります。

  • AQUOS R5G
  • ZTE Axon 10 Pro 5G
  • LG V60 ThinQ 5G
  • OPPO Reno3 5G

ミリ波に対応しているのはLG V60 ThinQ 5Gのみとなっています。

ドコモは7機種、auは6機種有る中で、ソフトバンクは4機種と一番機種数が少ないです。

ソフトバンクの5Gエンターテイメント

SoftBankは5G展開にあたりエンターテイメントにも力を入れています。

冒頭にも記載しましたが、新サービス「5G LAB」を提供開始しています。

「5G LAB」とはスマホやPCでアイドルのARコンテンツやスポーツのマルチカメラやクラウドゲームを楽しむことのできるサービスです。

「5G LAB」は、「AR SQUARE」、「VR SQUARE」、「FR SQUARE」、「GAME SQUARE」の4つのカテゴリーがあります。

そのうち「AR SQUARE」、「VR SQUARE」、「FR SQUARE」については、3月27日から7月31日(予定)まで無料で体験することができます。

無料体験期間終了後は、「5G LAB ベーシック」(月額500円)に申し込むことで、引き続き利用することができます。

さらにこの3つのカテゴリは、メリハリプランの「動画SNS放題」の対象のため、対象者の人はデータ容量を気にすることなく楽しむことができます。

なお前述の「5G基本料」に加入している場合は、「5G LAB ベーシック」は無料になります。

「GAME SQUARE」ではNVIDIA提供のクラウドゲームサービス「GeForce NOW Powered by SoftBank」を利用することが出来ます。

こちらは6月以降開始され、7月31日までは無料で利用できます。

ただしゲーム購入代金や通信料が別途かかる場合があり、詳細は別途公式サイトで案内される予定です。

8月以降は月額1,800円にて利用できます。

「5G LAB」は5Gと付けつつ従来の4Gでも利用することは可能です。

ただし大容量データ通信が発生する複数視点映像や、通信遅延が発生すると快適に遊べないクラウドゲームではやはり5Gで利用するほうがより一層楽しめるでしょう。

AR SQUARE

AR SQUAREではAKB、でんぱ組などのアイドル、お笑い芸人、B.LEAGUEのバスケットボール選手のARコンテンツをダウンロードし、自分と一緒に撮影したり、ダンスすることが出来ます。

ARコンテンツは専用スタジオで製作されたものになります。
このスタジオでは30台の4Kカメラで対象者を等身大サイズで撮影し、高精細な3Dホログラムを即日出力することができます。

VR SQUARE

VR SQUAREはその名の通りVRコンテンツを楽しめるサービスです。

AKBライブ、JO1、SCHOOL OF LOCK!キズナ感謝祭、B.LEAGUE、攻殻機動隊、ホラー系、グラビアアイドルなどのコンテンツがあります。

またAKB48の「失恋、ありがとう」の特別メイキング映像が独占配信されています。

FR SQUARE

FRは「Free view point Reality(多視点)」というコンセプトに基づいた言葉です。

これまでライブやスポーツは特定の視点でしか見ることが出来ませんでしたが、FRでは自分の好きな視点を選択することができます。

真正面、側面、舞台裏などの複数の視点から視聴する「マルチカメラ」や、アイドルの推しメンやお気に入りのスポーツ選手をピックアップする「推しカメラ」、そしてバッターが打つ瞬間を、背後から正面側に回り込みように見ることもできる「ぐるっとカメラ」などの楽しみ方があります。

AKB、DAPUMP、THE YELLOW MONKEY、ソフトバンクホークス、KPOPなどのコンテンツがあります。

GAME SQUARE

GAME SQUAREではNVIDIAのクラウドゲーム「GeForce」を楽しむことができます。

2020年6月からサービス開始予定です。

クラウドゲームとは、これまでスマホやPCで行っていた処理をクラウドサーバー側で実施する仕組みのことです。

これによりゲームアプリをインストールする必要もなくなりますし、高負荷な処理はサーバー側で行われるためスマホやPCのスペックに関係なく楽しむことが出来ます。

また「GeForce」ではゲームプレイ動画を自動で記録し、動画共有サイトへアップロードすることもできます。

これまでGeForce以外でプレイしたゲームやセーブデータを引き継ぐことができる点も特徴です。

タイトルは400以上あり、TEKKENや三国志なども遊べます。
タイトルの詳細はこちらから。

ソフトバンクの5Gソリューション

これまではBtoC(個人向け)の5Gサービスについて説明してきましたが、BtoB(企業向け・自治体向け)についても5Gは大きな役割を持っています。

5Gの特徴である大容量高速通信、低遅延通信、同時多数接続を活かして、自動運転や工場自動化、農業自動化、遠隔医療などの実現が見込まれており、私たちの生活や働き方が大きく変革される可能性を秘めています。

ソフトバンクでも5Gによる新しいスタイルを確立するため、下記表にあるように様々な企業・自治体と連携しています。

取り組み連携内容
トンネル工事現場における安全管理ソリューションi-Constructionの実証実験大成建設株式会社北海道で建設中の北海道新幹線用トンネルで2019年12月に実証実験を実施。
ガスセンサーや環境センサー、ウエアラブルセンサーを使用し、毒性ガスや可燃性ガス、温度や二酸化炭素などのデータをリアルタイムに監視。
安全な場所から建設機械を遠隔操作。
5Gユースケースの共同研究慶應義塾大学SFC研究所ローカル5Gにおける様々なユースケースの実証実験を見据えて、ソフトバンクの5Gインフラを研究所構内に導入。
大学構内のバス停、駐車場における混雑状況の可視化、歩行者向けナビゲーション、大学構内における安心・安全情報配信への活用などの実証実験が予定されている。
新東名高速道路でトラック隊列走行実証実験先進モビリティ株式会社先頭車両が有人運転で、後続車両が自動運転で先頭車両を10m間隔で追従する実証実験。
車両に搭載した5G通信設備による車両間通信を活用して位置情報・速度情報・操舵情報などを共有し、10m間隔自動走行とリアルタイムな後続車両の自動操舵制御を実施。
トンネル内を含む試験区間において、10mという短い車間距離での安定した隊列維持に成功した。
交差点からの危険情報を5Gで遠隔運転車両へ提供日本信号株式会社
北九州学術研究都市(北九州市若松区)
監視カメラ付き交差点において、災害時などに危険状況をAI(人工知能)処理で認知し、遠隔操作可能な車両へ情報提供し、車両へリアルタイムな安全な避難誘導を行う。
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